骨盤が歪んでいると私たちの身体にどのような影響があるのでしょうか。また、骨盤が歪んでいるのかどうか、簡単に確認するにはどうすれば良いのでしょう? ここでは骨盤の歪みで現れる症状と、歪みをチェックする方法をご紹介します。
骨盤が歪むことで起きる症状
骨盤が歪んでいると身体にさまざまな影響を及ぼします。どのような症状や状態があるのか、見てみましょう。
体質への影響
体質的なことへの影響として挙げられるのが、むくみ、冷え性、生理不順、肩こり、腰痛などです。これらはもちろん、骨盤の問題だけで起きるものではありませんが、骨盤に歪みがあると症状がひどくなることがあります。例えばむくみは、骨盤が歪んでいると腰に近い脚の部分がむくむことがあります。さらには後頭部にある後頭骨が骨盤と連動しているため、顔のむくみに影響を与えることもあります。
また、骨盤の歪みは子宮や卵巣、その周辺の血流やリンパの流れを妨げるため、生理不順や生理痛、冷え性などに繋がる可能性もあります。そして肩こりや腰痛は骨盤の歪みが骨格全体へ影響を与えることから生じ、これは次に述べる身体のバランスの問題ともリンクしています。
身体のバランスへの影響
骨盤の歪みは、身体全体の骨格の歪みも発生させるために、身体のバランスが崩れてしまうことがあります。分かりやすいのは、直立したときに自然と左右どちらかの肩が落ち、身体が傾いた姿勢になってしまうケースです。猫背や反り腰も、骨盤の歪みが原因になっている可能性があります。これらは逆に、「いつも猫背になっているから骨盤が歪んでしまう」とも言えます。
身体のバランスと骨盤の歪みは相関関係があり、骨盤の歪みが原因で猫背などになり、いつも猫背になっているとますます骨盤の歪みがひどくなるという悪循環を生みます。同じように、O脚やX脚も骨盤の歪みからきていることがあり、骨盤の歪みの影響は上半身下半身を問わずさまざま箇所に現れてしまっているのです。
骨盤の歪みをチェックするには?
骨盤が歪んでいるかどうかは自分自身でチェックできます。
何かにつまずいたり、ぶつかると危険なので、このチェックは周囲に障害物がないところで行ってみてください。また、床や地面に直線が引いてあるような場所でやると結果がよく分かります。方法は、真っ直ぐに立った状態で目をつむり、10歩歩いてみるだけです。もしも骨盤が左に曲がっていると、左回りに歩いてしまうことが多くなります。
あるいは、前に歩かなくても、床に立ち位置の印を付けた上で、目をつむったまま30回程度足踏みをするという方法もあります。このときも、目を開けたときに位置が右側に移動していれば右に骨盤が歪んでいる可能性があります。
また、前に進んでいたら、骨盤が前側に歪んでいる確率が高いでしょう。ちなみに、日常生活の中でも、スカートを履いて歩いていていつの間にかスカートが回っていることがあるなら、これも骨盤が歪んでいる可能性が考えられます。
骨盤が歪むと、さまざまな身体の不調、バランスの崩れが起きてきます。まずは自分の骨盤がどれくらい歪んでいるのかをチェックしてみましょう。歪みがひどいと感じたときには、骨盤矯正に実績のある「カラダファクトリー」に、ぜひご相談ください。