整体・骨盤ジャーナル

産後に腱鞘炎が起きてしまう原因と予防法

産後に腱鞘炎が起きてしまう原因と予防法
腱鞘炎は手や指の使い過ぎが原因でなるもので、ピアニストやスポーツ選手に多い病気、と思っている人もいるでしょう。確かに間違いではありませんが、実は出産後まもない女性によく見られる病気でもあります。なぜ産後に腱鞘炎になってしまうのかなど、腱鞘炎について解説していきます。

腱鞘炎とは? そのメカニズムを解説

腱鞘炎とは、手首から指先にかけて伸びている腱を覆う腱鞘に起こる炎症です。腱は骨と筋肉をつなげるための束状の組織で、指を曲げ伸ばしするときには腱が腱鞘の中を行ったり来たりしながら動きます。ところが、何らかの原因で腱と腱鞘とが擦れ合い、その回数が増えると、炎症が起こって痛みが生じます。

特に手首の親指側に痛みや腫れが起きる腱鞘炎を「ドケルバン病」と言います。ドケルバン病は親指を動かしたり、広げたり、反らしたりすると痛みを感じます。また、腱鞘炎が進んで腱鞘が分厚くなり、指を伸ばすときにバネのようにカクンと伸びる症状は「ばね指」と言います。

腱鞘炎はパソコンのタイピングを頻繁に行う人、ピアニスト、筆記用具をよく使う漫画家、テニスや野球選手などに多い病気です。一方で男性よりも女性の方がなりやすく、特に産後の女性は腱鞘炎になりやすいことが分かっています。

さらに、腱鞘炎で腱周囲が腫れて神経が圧迫されると、手指がしびれたり手のこわばりが起こったりして、親指を動かすのが困難になることがあります。この場合は「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」 という病気が疑われます。

手根管症候群も妊娠・出産期や更年期の女性に多く見られるため、ホルモンバランスの崩れが関係していると考えられています。

出産後の腱鞘炎の原因

出産後に腱鞘炎になることが多いのはなぜなのか、考えられる原因を挙げてみましょう。

赤ちゃんを抱っこすることにより手首に負担がかかる

赤ちゃんを抱っこする際に手首に負担がかかることが、まず原因の一つと考えられています。首が据わっていないうちは頭部を上手く支えなければならず、手首を同じ角度に保っていなければなりません。首が据わってくれば今度は体重が増えて重くなってきます。抱きながら寝かしつけるときなども手首を動かせず、手首や腕に負荷がかかって痛くなることがあります。

ホルモンバランスの変化

妊娠から出産、産後にかけてのホルモンバランスの変化が腱鞘炎に関係しているという説も有力です。最近の研究では、エストロゲンというホルモンに腱鞘内の腱の動きを滑らかにし、炎症を抑える作用があることが分かったと報告されています。エストロゲンの受容体は腱鞘の中の滑膜に存在すると言われ、出産後にはエストロゲンの分泌量が一気に減るために炎症が起きやすくなると見られています。

出産後の腱鞘炎の予防法

では、出産後、手首の痛みなどに悩まされずに健康的な生活をおくるためには、以下のようなことに気を付けることをおすすめします。

クッション、抱っこ紐などを駆使し手首へかかる負担を減らす

赤ちゃんを抱っこする際はクッションを間に挟んだり、抱っこ紐を利用したりして手首にかかる負担を減らす工夫をしましょう。抱っこ紐は赤ちゃんの体重を軽減してくれるだけでなく、抱っこする姿勢の矯正にも役立ちます。手首以外にも、腰などへの負荷も和らげてくれるでしょう。

家事は家族にサポートしてもらう

育児に手間と時間がかかる間は、家事については夫や家族にサポートしてもらえないか相談しましょう。炊事や掃除、洗濯、買い物などはどれも手首に負担がかかる動作があります。ホルモンバランスによって腱鞘炎が起きやすくなっていることを説明し、理解してもらうことも大切です。

重いものを持たないようにする

出産後は腱鞘炎だけでなく、骨盤の歪みなどから坐骨神経痛が起こる危険性もあります。重いものを急に持ち上げたり、持ち続けていたりすると手首にも腰にも負担がかかります。少なくとも産後数ヶ月は、なるべく重いものは持たないようにしましょう。

サポーター・テーピングの使用

腱鞘炎を防止するためのサポーターも売られています。また、痛む部分にテーピングをして手首を固定することで、症状を和らげられる場合もあります。

ストレッチをする

ストレッチやマッサージも予防効果が期待できます。手首を使う作業をする前に準備運動的にストレッチをする、少しでも手首に痛みや違和感を覚えたらマッサージするといったことを習慣にしていきましょう。

出産後の腱鞘炎のストレッチ

出産後は、下記のストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。継続的にやることが大切ですので、ちょっとした空き時間に取り組んでみてください。

腱鞘炎のストレッチ

  1. 片方の腕を床と平行になるように前に伸ばします。
  2. 反対側の手で5本の指を上下に15秒間ずつ手前にそらします。
  3. もう片方の腕も同様に行います
腱鞘炎が悪化すると痛みが増すとともに手や指が動かしづらくなり、日常生活において大きな不便を感じるようになります。産後に腱鞘炎になりやすいということを十分に理解し、産後しばらくは手首や指を守るよう気をつけましょう。


また腱鞘炎になってしまったら、早めに病院に行き、治療を受けましょう。腱鞘炎の治療の基本は安静にすることで、ほかに薬物療法も行われます。
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