みなさんは疲労回復のために、普段どのようなことをしていますか。休日はゆっくり休んだり、夜更かしをせず早めに睡眠をとることも大切ですが、日常的にカラダを動かすことも有効であると言われています。
今回は疲労の原因や、疲労を解消するためのストレッチ方法をご紹介したいと思います。
疲労の原因とは?
まず、疲労とはどのようなものなのでしょうか。「疲れた」、「カラダがだるい」、「やる気が出ない」などの症状が挙げられますが、疲労の原因にはいくつかの種類があります。
まず、激しい運動や長時間に及ぶ仕事などによって、体力やエネルギーが低下し、疲労が溜まるというもの。これらは倦怠感やだるさなどが生じますが、睡眠や休息を取ることで回復することができると言われています。
他に、栄養不足や血行不良が原因の場合もあります。カラダの隅々まで栄養素が届かず、エネルギー不足になること、筋力低下や冷え症なども疲労の原因となります。
特に普段から運動をしていない人は、もともとの筋力量が少ない上、血行が滞りやすくなるので注意しなければいけません。
この他、ストレスや不安、プレッシャーの中で仕事をこなしているなど、常に脳が緊張状態にある人も疲労が溜まりやすいと言われています。
ストレッチで疲労回復!? その理由とは?
一般的に、疲労回復のためには睡眠や休息、バランスの良い食事などを摂ると良いと言われていますが、これと一緒にストレッチを行うことで、疲労回復の効果を高めることができると言われています。
「疲れているのにカラダを動かすなんて逆効果になるのでは?」と思われがちですが、ストレッチを行うことでカラダが温まり、血行やリンパの流れが良くなると言われているのです。
血行が良くなることでカラダの隅々まで栄養が行き渡り、基礎代謝もアップするので、老廃物の蓄積を防止する効果もあります。
結果として疲労回復だけでなく、疲労が溜まりにくいカラダにすることができるのです。
またストレッチは心拍数を下げるなど、脳をリラックスさせる効果も期待できるので、心身共にリフレッシュさせることができます。激しい筋トレなどは、逆に疲労を蓄積させてしまうので、疲れない程度で楽しくストレッチを行うようにしましょう。
寝る前にすぐできる! 疲れを解消する簡単ストレッチとは?
ストレッチを寝る前に行うことで、カラダをしっかりとほぐせるだけでなく、リラックス効果も高まり睡眠の質を上げることもできます。ここでは3分でできる簡単ストレッチ方法をご紹介しますので、今日からぜひ試してみてください。
足に疲労が溜まってしまったときのストレッチ
1.椅子の座面の左半分に座り、膝を座面の外側に出す。反対の脚は90度に曲げる。
2.手で足首を持ち、踵をお尻につけるように後ろへ引き上げる。反対も同様に行う。
※状態は床と垂直にキープする
腰に疲労が溜まってしまったときのストレッチ
1.仰向けに寝ます。
2.横向きになり右手で右足首を持って、かかとがお尻の横に来るようにまげます。
※完全に横になってしまうと腰を痛める可能性があるので注意。
肩に疲労が溜まってしまったときのストレッチ
1.姿勢を正し、頭が真上を向いた状態にします。
2.両手をそれぞれの耳たぶの後ろに当て、指を耳たぶの後ろに当てます。
3指を軸にしてアゴを引きます。
大切なことは、その日の疲労はその日のうちに解消し、翌日に疲労を溜めないこと。上記のストレッチは短時間で簡単にできますので、ぜひトライして疲れを残さないようにしてください。