たくさん寝てもなかなか疲れが取れない。1日ゆっくりしたのに疲れが取れない。そんな日々の疲れに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。疲れが取れない状態で仕事をすると、集中力が低下して業務効率が悪くなったり、単純なミスをしてしまうことも。それによって、上司やクライアントに怒られたり、残業をしなければいけなくなったりすると、さらに疲れがたまるという悪循環に陥ってしまいます。そんな状態にならないために、今回は疲れが取れない原因と解消法についてご紹介します。
疲れが取れない原因って何?
疲れが取れない主な原因は自律神経の乱れ。何らかの原因で自律神経が乱れて必要以上に交感神経が働きすぎた影響によって、基礎代謝が低下したり、老廃物の排出機能の低下によって老廃物がたまりやすくなったり、筋肉が緊張した状態が続いたりなど、さまざまな不調が起こることによって、疲れがたまりやすく、取れづらい状態になるのです。
自律神経の乱れの原因は、下記のようなものが考えられます。
・運動不足
運動をして筋肉を鍛えないと筋肉はどんどん衰えていきます。筋肉が衰えると、それまでは疲れることはなかった少しの行動でもすぐに疲れてしまい、疲れがたまるようになります。
・日々のストレス
自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経はストレスがかかっているときに働き、副交感神経はリラックスする時に働くもので、人はこの2つの神経でうまくバランスをとり、活動と休憩を繰り返しています。日々のストレスによって交感神経が優位になり、カラダの筋肉が緊張した状態が続くと当然、カラダを休める時間がなくなるので、疲れがたまりやすくなるのです。
・生活リズムの乱れ
睡眠不足や不規則な生活も疲れがたまる原因の1つです。生活リズムが不安定だと、交感神経が優位に働きやすいので、規則正しい生活を行う必要があります。
・偏った食事
栄養不足、食べ過ぎ、飲みすぎ、いずれも疲れが取れない原因になります。必要な栄養が取れていないと、人のカラダは筋肉を必要なエネルギーに変えます。その結果、運動不足と同じような状態になり、疲れやすくなるのです。
疲れが取れない際の解消法
疲れが取れない際は、下記の内容を試してみましょう。
・運動をする
ウォーキング、簡単なストレッチをするとよいでしょう。筋肉が衰えていると骨盤が歪みやすいので骨盤矯正を受けて、一度カラダを整えてから取り組むと、さらに良いでしょう。
日々の生活の中で簡単にできるストレッチをご紹介します。ぜひ、実践してみてください。
●肩と首回りをほぐす
1.姿勢をただし、頭が真正面を向いた状態から頭を左へまげて、30秒キープします。

2.首を傾けた状態で左右にゆっくりひねりを加えます。

3.反対側も同様に行います。
●肩の筋肉のほぐす
1. 姿勢をただし、頭が真上を向いた状態にします。

2.両手をそれぞれの耳たぶの後ろに当て、指を耳たぶの後ろに当てます。
3.指を軸にしてアゴを引きます。
●腕の筋肉のほぐす
1.腕の力を抜いてリラックスした状態で片方の腕を頭の真上にまっすぐ伸ばします。
2.頭の真上にあげた腕のヒジを曲げて、頭の後ろにまわします。

3.もう片方の腕でヒジを押さえて、頭の後ろの方に軽く引っ張ります。決して無理はせず、気持ちいいと感じるところで止めて、ゆっくり息を吐いて30秒キープします。

4.逆の腕も同様に行います。
・規則正しい生活を送る
言葉の通り、朝起きて夜に寝る「規則正しい生活」を送ることも疲れの解消になります。朝は朝日を浴びて自然に起きるようにして、自立神経を整えるとさらに良いでしょう。
・食生活の見直し
ビタミン、ミネラル、鉄分などの栄養素は疲れたカラダに効果的です。朝昼晩の1日3食しっかり食べて、生活リズムを正しましょう。また、食事をとる際は腹八分目にとどめるとより良いでしょう。
疲れが取れない状態では仕事に集中できません。そして余計疲れてしまう悪循環に陥ってしまいます。この悪循環から抜けるためにも解消法を試してみてください。