バランスボールを使うと痩せられる、姿勢が良くなる、という話を聞いたことはないでしょうか。バランスボールを使ったエクササイズでは、インナーマッスルを鍛え、骨盤の歪みを矯正することができます。今回は特にバランスボールを使った骨盤矯正のやり方について解説しましょう。
バランスボールを使うさまざまなメリット
バランスボールは自宅で手軽にエクササイズを行うことができるアイテムです。居間などでテレビを見ながらでも扱えて、価格もさほど高くありません。そんなバランスボールを使うメリットは、インナーマッスルを鍛えるのに適していることにあります。通常の運動では鍛えにくい、身体の奥の方にある深層筋と呼ばれる筋肉がインナーマッスルで、この部分を鍛えることによって運動能力が向上し、基礎代謝量を増やして痩せやすい身体を作る効果が期待されます。
そしてもう一つ、バランスボールを使うメリットとして見逃せないのが、骨盤の歪みを解消するのに役立つことです。骨盤は、姿勢が悪い、座り方が良くないなど日常生活の中の癖が蓄積したり、出産の際に開くことによって、歪んでしまうことがあります。この歪みを放置しておくと、身体の不調、身体のバランスの崩れといったことの原因となると言われており、このようなやっかいな骨盤の歪みを矯正するのに、バランスボールを使ったエクササイズが効果を発揮するようです。
バランスボールで行う骨盤矯正
ここでは、バランスボールで行う骨盤矯正の方法をご紹介します。
●バランスボールに座る
1.膝を90度に曲げて、バランスボールに座ります。
2.頭が真上に引っ張られるイメージで姿勢を正してキープします。
●バランスボールに座って動いてみよう
1.バランスボールに座った状態で、ゆっくりお尻に前に押し出します。
2.お尻を後ろに押し出します。
3.1と2の動きを何回か繰り返して行ってください。
4.慣れてきたら、お尻を右回し、左回りにもまわします。これも何回か繰り返してください。
動く際は上半身があまり動かないようにし、腰から下だけを動かすようにするのがポイントです。
バランスボールを使って骨盤矯正を行う際の注意点
なお、自宅でバランスボールを使用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、周りに家具を置いていたり、床にモノを放置したままでバランスボールを使用すると、バランスを崩してボールから落ちてしまうことがあります。思わぬケガをしないとも限らないので、必ずある程度のスペースを確保してエクササイズを行うようにしましょう。
また、手軽にできるとは言え、骨盤矯正のためのエクササイズを行う前には、必ず準備運動をすることを強くおすすめします。関節や筋肉を伸ばすストレッチを念入りに行なっておきましょう。
バランスボールのサイズが合っていないときも、姿勢が悪くなり、内臓を圧迫してしまう危険性があります。身長150cm以下なら直径45cmのサイズを、それより高く身長165cm以下なら直径55cm、身長165cm以上なら直径65cm、それ以上の人なら直径75 cmというのが目安です。バランスボールの上に座ってみて、自然に足が床につき、膝が90度曲がるようならサイズが合っています。
バランスボールはインナーマッスルを鍛えたい人、骨盤の歪みが気になる人にとってスグレモノといえるアイテムです。上記を参考に、ぜひバランスボールを使ったエクササイズに挑戦してみてください。