みなさんは自分自身の歩き方にどんな癖があるかご存知でしょうか。ほとんどの人は何も意識せずに歩いていることでしょう。実は靴底を見れば、カラダの歪みがわかります。今回は靴底の減り方からわかるカラダの歪みについて紹介します。
カラダの歪みと靴底の関係
カラダの歪みがない場合は靴底の減り方は左右対称になりますが、カラダが歪んでいるとカラダの重心が前後左右に偏るので靴底の減り方が偏ります。つまりは、靴底の減り方からカラダの歪みの状況をある程度把握することができるのです。
靴底の減り方で分かる歩き方の特徴
靴底の減っている位置から、普段どのような歩き方をしているのか? 靴底の減っている位置などから、普段どのような歩き方をしているのかをある程度知ることができます。タイプ別にまとめてみましたので、自分自身の靴底と照らし合わせながらチェックしてみてください。
・外側からかかとにかけて減る
靴底の外側とかかとが多く減っている人は、ガニ股やO脚になっている可能性が高いと言えます。股関節や骨盤が外側に歪んでおり、足の外側に重心をかける傾向にあるためこのような減り方をしてしまうのです。このような歩き方を続けていると、脚の外側の筋肉が張り、内側がたるむようになってしまいます。
・内側が減る
靴底の内側が多く減っているということは、内股やX脚になっているかもしれません。小指からかかとの内側で体重を支えているのが特徴で、ヒールを履くことが多い女性に多く、前傾姿勢となる猫背の人もこれに該当する場合が多いと言われています。猫背は冷えや血行不良の原因にもなりますので、早めに改善することが大切です。
・片方だけ極端に減る
靴底の片方だけが極端に減っている場合は、骨盤や腰椎の歪みによる影響が出ていると言えます。過去にぎっくり腰などを経験した人や、産後間もない人などは骨盤が整っていないことも多いようです。放置するのはよくないので、ひどい場合は骨盤矯正などのケアが必要です。
・つま先だけ減っている
つま先に体重をかけた前傾姿勢で歩いていると、靴裏のつま先部分だけが減りやすくなります。親指に負担がかかりやすい状態のため、親指の向きが変形しやすく、外反母趾に繋がる可能性があります。
・かかとから靴裏の中央にかけて減る
かかとから中央にかけて靴裏が減っている場合は、かかとから地面に足をつけて足裏を引きずるような歩き方をしているかもしれません。腹筋や背筋の衰えの影響で足が十分に持ち上げられないため、このような歩き方になってしまうのです。この歩き方は猫背になりやすく、腰痛を引き起こしやすいのが特徴です。
靴底の理想的な減り方とは?
かかとから着地し、つま先の親指側から蹴り出して歩くことを意識しましょう。
歩き方を改善するためには、かかとから着地し、つま先の親指側から蹴り出して歩くことを意識しましょう。また、歩くときには顔を前に突き出さず、背筋を伸ばして顎をひきながら歩くことも大切です。膝を曲げたままにせず、踏み出すときはしっかり膝を伸ばして歩くことを心がけてください。
普段の歩き方を自分自身でチェックすることは難しいと思いますが、靴底の減り具合を見て自分自身はどのパターンに当てはまるのかを確認し、理想的な歩き方を目指してみてください。