皆さんはパソコンを使って作業している際、手に違和感を覚えたり、しびれるような症状が出たりしたことはありませんか? その多くは長時間の作業や悪い姿勢などが原因と言われています。今回はパソコン使用時に起こる手のしびれの原因や防ぐ方法、効果的なストレッチ方法などについてご紹介します。
パソコン使用時の手のしびれの原因
手のしびれの原因はさまざまですが、主に筋肉、骨、神経や脳によるものに分かれています。特にパソコン使用時の手のしびれは、筋肉によるものが多いと言われます。キーボードを入力したり、マウスを操作したりといったパソコン作業を長時間続けていると、筋肉の硬直や疲労によって腕の神経が圧迫されたり、血行不良になり手のしびれにつながります。特にデータ入力など常に指や腕を動かし続けるような作業では、手のしびれが起きやすいと言えるでしょう。
骨に原因があり手がしびれる場合、悪い姿勢などが影響しているかもしれません。パソコン操作をしているとどうしても前かがみの状態になりやすく、首や背中に負荷がかかることで脊髄を圧迫して手や腕がしびれやすくなります。
パソコン使用時の手のしびれを防ぐには?
パソコン使用時の手のしびれを防ぐためには、普段仕事や作業をしているときに工夫をする必要があります。効果的な防止方法を以下にまとめてみました。
・姿勢に気を付ける
悪い姿勢は肩や首の筋肉を硬直させます。これらはしびれの原因になるだけでなく、肩こりや腰痛などカラダのあちこちに悪影響を及ぼすため、パソコン作業中は姿勢に気を付けるようにしましょう。椅子や机の高さ、ディスプレイの角度や目との距離などが自分のカラダに合っているか見直してください。また姿勢を正しく調整するためのクッションなども効果的です。
・定期的に休憩をとり、手を休める
連続して作業をすると手や目を疲れさせるだけでなく、入力ミスや集中力低下の原因にもなります。定期的に休憩をとって手を休めるようにしましょう。机から離れて軽く歩いたり伸びをしたりするだけでも効果的です。
・キーボードを打つときは軽いタッチで打つ
たとえばデータ入力作業となると、一日に膨大な量のデータを入力します。指を使ってキーボードを打つため、思っている以上に指や手に負荷がかかっています。キーボードを打つときはできるだけ軽いタッチで打ち込むようにして、手を疲れさせないように意識してください。
手にしびれがでたときの対処法
パソコン作業中に手がしびれてしまった場合は、無理をせず一旦作業を中断しましょう。少し休憩する方法もありますが、ストレッチをすると効果的です。ストレッチはデスクでも簡単にできるので、手のしびれを感じた際は以下の方法を試してみてください。
●手のしびれが気になるときのストレッチ
1.しびれる方の手を前に伸ばします。
2.手のひらを片方の手でおさえて伸ばします。
3.上向きにも行います。
パソコンで作業中の手のしびれは筋肉が原因の場合が多いと考えられます。パソコン使用中に手のしびれを感じているという人は上記を参考に改善しましょう。それでも良くならない場合や、普段から手のしびれが気になる場合はすぐ病院に行くようにしてください。