【5月28日は骨盤の日】!
■こちらは動画でもご覧いただけます。 ★URL:https://youtu.be/tEFzgEic5Fs★ 5月28日は「骨盤の日」ということで、 今回から3回にわたって、骨盤特集をお送りしたいと思います。 現代の日本で、肩や腰の悩みと無縁な生活をしている人のほうがむしろ少数派ではないでしょうか。 どちらもその原因は複雑で込み入ってはいますが、少なくとも慢性的な悩みに関しては、それぞれキーとなるパーツがあります。 肩で言うなら前回までご紹介していた肩甲骨、そして頸部。 腰で言うなら骨盤です。 肩も腰も、体の表面の筋肉に現れてくることが多いですが、その背景にあるのは骨盤や肩甲骨を中心とする骨格です。 前後・左右の筋肉が等しい力を発揮していれば、骨盤は正しい位置に収まるはずです。 しかし、どちらかの筋肉が大きな力を出していれば、そちらに向かって傾いて、バランスを崩してしまいます。 たとえば、人には利き手、利き足があります。 自分が動かしやすい側は、筋力が強くなる傾向にあります。 立ったときに右に重心が来るか、左に重心が来るかでも筋力は変わります。 また、女性なら、ハイヒールを履いただけで、重心は前に来て骨盤は前傾します。 つまり、非対称の動作や、アンバランスなカラダの状態によって骨盤に影響してきます。 骨盤特集1回目の今回は、骨盤の状態を知るためのテストから始めてみましょう。 まず、床にテープでバッテンマークを貼り、その上に立ちます。 フローリングのラインやタイルの切れ目など、目印さえあればそれでOKです。 目を閉じて、50歩、その場歩きをしてみましょう。 そして、終わったら目を開きます。さあいかがでしょう? 最初に立っていた場所から移動していませんか? もし移動していなければあなたの骨盤は完璧! ズレてしまった人は最初の位置からどっち方向にいったかを調べます。 まず、前方に動いてしまった人は、重心が前にあり、骨盤が前傾している可能性あり。 後ろなら後傾していることに。 左に行ったら、左の骨盤が下がっていて、右にいったら右の骨盤が下がっている傾向があります。 斜めがちょっと難しくて、例えば右斜め前に進んでしまったら、骨盤は右に回旋していて、なおかつ前傾していることになります。 左斜め前に進んでしまったら、骨盤は左に回旋していて、なおかつ前傾していることになります。 右後方に進んでしまったら、骨盤は左を向いて、後傾していることになります。 後方の左右がちっとややこしいですが、先ずは前傾しているのか?後傾なのか? 左右どちらに傾いていたり向いているのかをチェックしてみてください。 これでおおまかな骨盤の状態がわかります。 次にもう少し細かく骨盤の状態を見ていきましょう。 先ずは骨盤の前傾・後傾のチェックです。 壁に踵、尻、背中そして後頭部をつけて、両足を揃えて立ちます。 そして腰と壁の間にできた空間に手を入れます。 壁と腰との間に指を伸ばしてしか入らない場合、骨盤は後傾。 握りこぶしが入るくらいの隙間がある場合前傾。 指を曲げた手がぴったりはいるくらいがちょうどいいくらいです。 次に、肩幅に足を広げた体勢から、前屈をします。次に、後屈をします。 もし、後屈(体を後ろに反らす方)がやりにくい場合は、骨盤は前傾。 前屈のほうがやりにくい場合は骨盤は後傾していると考えられます。 次に、骨盤の左右の傾きのチェックです。 真っすぐに立ちます。骨盤の左右、一番高い位置にそれぞれ親指を乗せます。 左右どちらかが高くなっていないかチェックします。 もう一つ、骨盤・脊柱の左右の回旋・ねじれをチェックします。 椅子に座り、左右の肋骨の最下部に親指を、骨盤の最上部に人差し指を置いて、その距離を測ります。 左右の親指と人差し指の距離が同じならOK 左右どちらかが親指と人差し指の距離が短いようでしたらその方向に回旋しています。 チェックから骨盤の状態を把握出来たら、次にストレッチするべき筋肉になります。 次回は、それぞれのパターン別にストレッチのやり方と、更に、弱ってしまった筋肉のトレーニングも併せてご紹介していきます。 是非一緒にやっていきましょう。
■こちらは動画でもご覧いただけます。 ★URL:https://youtu.be/tEFzgEic5Fs★