肩こりの原因はさまざまですが、特に枕が原因というケースがよく聞かれます。普段からマッサージを行うなどしてこりを軽減していても、枕が合っていないと寝ている間に肩が緊張状態となってしまうため、肩こりがなかなか解消できません。ここでは、自分に合った枕を選ぶ重要性、選び方についてご紹介します。
自分に合った枕を選ぶ必要性
皆さんは、枕を選ぶ際にどのような点に気をつけていますか？ それほど意識せず、手触りや見た目だけで判断してしまってはいないでしょうか。枕は単に柔らかさだけではなく、高さや形、素材など多くの要素があり、できるだけ自分のカラダに合うものを選ぶことが大切です。
自分に合っていない枕を使うと、寝ている間に肩が筋肉疲労を起こします。肩こりの原因は主に血行不良や筋肉疲労と言われているため、合わない枕は肩がこりやすくなります。また、首に負担がかかると背骨が歪み、腰痛や頭痛を引き起こす恐れがあります。このほか、気道を圧迫していびきが起こるケースもあり、合わない枕を使用することのデメリットはとても多いと言えるでしょう。
肩こり解消のための枕を選ぶ条件
肩こり解消のためには、まず自分のカラダに合った枕を選ぶことが大切です。枕選びの要素としては枕の高さや硬さが重要で、自分の頭の大きさや悩んでいる症状に合わせて選びましょう。このとき、単に枕のデザインや手触りだけで判断しないことがポイントです。
また、寝返りが打ちやすいことも枕選びの条件のひとつです。寝返りができないとずっと同じ体勢で眠ることになってしまうため、血行不良などの原因になります。枕の大きさや形状に注意して選んでみてください。特に小さすぎる枕は寝返りが打ちにくく、寝返りを打った際に頭が枕から投げ出されてしまう可能性があるので避けましょう。
さらに、首が極端に固定される形状の枕も寝返りができないためおすすめできません。以上の条件を加味しながら、首元を支えてくれる自分に合った枕を選ぶようにしてください。
肩こり解消のために枕を選ぶときのポイント
では、実際に肩こり解消のために枕を選ぶ際のポイントを紹介していきます。
・高さ
高さは、枕選びで特に重要なポイントです。枕が高すぎると、寝ている間にずっと肩や首の筋肉が緊張した状態になります。逆に、枕が低すぎると寝返りが打ちにくいほか、枕が高すぎる場合と同様に筋肉が緊張して肩がこりやすくなります。
肩こりが気になる場合は低反発の枕を選び、首を安定させると効果的です。また、首の骨がまっすぐ伸びているストレートネックの人は、少し高めの枕で高反発なものを選ぶようにしましょう。
・硬さ
硬すぎる枕は後頭部の一部だけに負荷がかかるほか、首や肩に空間ができてしまい一晩中負荷がかかり続けます。また、柔らかすぎる枕も枕がつぶれて低くなってしまうほか、寝る姿勢が悪くなってしまいます。硬すぎず柔らかすぎない枕を選ぶようにしてください。
・素材
枕の中身はさまざまな素材があります。代表的なものとしては、フェザー（羽根）が挙げられます。フェザーは蒸れにくく発散性に優れますが、水洗いできないのが特徴です。硬めの枕としては、昔からあるそば殻が挙げられます。そば殻は吸湿性や通気性に優れていますが、アレルギーに注意する必要があります。ビーズは通気性や耐久性に優れ、基本的に水洗いができます。このように素材ひとつで枕の性質が大きく変わるので、自分の頭にフィットする枕を選びましょう。
カラダファクトリーでは、寝ながら骨格矯正まくらProという、肩こりに向けた枕を提供しています。日頃から肩こりに悩まされている、朝起きた際に肩こりを感じる場合などは、上記を参考に今使っている枕を見直してみてはいかがでしょうか。
