つらい首の痛み……その痛みは右首が痛い、左首が痛いと、片側だけに出る人は多いのではないでしょうか? なぜ片側にだけに痛みが出るのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
首の片側だけが痛くなるのはなぜ?
そもそも、右首が痛い、左首が痛いと、なぜ首の片側だけが痛くなるのでしょうか?
スマホやパソコンなどを片方の手でいじっている
スマホやパソコンなどを長時間使用していると、首だけでなく肩、腕、手の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。特にスマホの操作やパソコンのマウスの操作は、利き手で行う場合がほとんどですから、片側に負担が集中してしまい、結果的に首の片側の筋肉にこりや張りといった症状が現れてしまうのです。
横向きに寝ている
睡眠中に横向きの姿勢を続けていると、下側の肩に相当の圧力がかかることになります。特に、枕の高さやマットレスの硬さなどがカラダに合っていない場合には、肩に負担がかかってしまうため、目覚めた時に右首が痛い、左首が痛いと、片方の首に痛みが生じてしまうことがあります。
リンパ節が腫れている
首のリンパ節が腫れることで、痛みが生じることもあります。リンパ節は肩こりや風邪などで腫れることもありますが、血液の悪性腫瘍のひとつである「悪性リンパ腫」といった深刻な病気の可能性もあるため、リンパ節が腫れて痛みを感じる場合には、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
首の痛みを和らげる方法
では、右首が痛い、左首が痛いと、首の片側だけが痛む場合にはどう対処すれば良いのでしょうか? 痛みを和らげる方法をいくつか紹介します。
熱感がある場合は冷やす
まず、痛みのある部分を手の甲で触ってみます。患部に熱感がある場合には冷感シートや湿布などを使って冷やして、まずは熱を取り除きましょう。
熱感を感じなければ温める
患部に熱感がない場合には温めてみましょう。冷えなどで血流が滞っている場合には、温めることで血液のめぐりを緩和することができるため、痛みの軽減につながります。湯船に浸かったり、温かいタオルを使うなどして患部を温めてみてください。
なるべく首を動かさないようにする
基本的に痛みがある場合には安静にすることが大切です。無理に首を回したりはせずに、できるだけ動かさないようにして、楽な姿勢で過ごすようにしてください。
首の痛みを和らげるストレッチの方法
首の痛みはストレッチで和らげることもできます。そのためにはまず、首の状態をチェックしなければなりません。ここでは、自分でできる首の状態をチェックする方法と簡単な首のストレッチの方法をご紹介します。
首の状態(どちら側が伸びて、どちら側が縮まっているか)をチェックする方法
1.手のひらを合わせて上に向かって伸ばします。
2.伸ばしきったらそのまま下ろし、どちらの手が上かをチェックします。上になっている手側の首が伸びていて、下になっている手側の首が縮こまっています。
縮こまっている首側のストレッチ
縮こまっている側のこみかめあたりに反対側の手をあてて伸ばし、30秒キープします。
伸びている首側のストレッチ
肩を上下に30回動かします。
右首が痛い、もしくは左首が痛い場合、その痛みが引き起こされる理由はさまざまです。上記の内容を参考にして、自身に当てはまるものを理解した上でしっかりと対処していきましょう。