「昨夜ぐっすり寝たのに、朝起きたら肩こりがひどい……」といった経験はありませんか? 肩こり改善にはしっかりと休息をとることが大切ですが、寝ているときの姿勢も大切です。ここでは朝すっきりと目覚めるために、寝起きの肩こりの原因と対処法についてご紹介します。
寝起きに肩こりを感じる原因
朝起きたときに何となく肩に違和感を覚えたり肩こりを感じたりする場合は、眠りの質が悪い可能性があります。
考えられる原因はいくつかあり、まず挙げられるのは枕が自分のカラダに合っていないということ。枕が低すぎる、高すぎる、あるいは硬すぎたり柔らかすぎたりすると、寝ている間にずっと首や肩が緊張した状態になり寝起きに肩こりを感じやすいです。まずは、使っている枕がカラダに合っているかどうかをチェックしてみましょう。
また、ストレスや睡眠不足も原因の1つです。寝ている時間が短ければその分肩こりの回復も遅れてしまうので、睡眠をとる時間やリラックスする時間をきちんと確保しましょう。
さらに、冷えも肩こりに悪影響を及ぼします。特に冬場は気温が低く冷えやすいため血行が悪くなりますし、夏場も冷房をかけすぎると冷えてしまうので要注意です。
このほか寝る姿勢が悪いと首や肩に負荷がかかってしまい、これも肩がこりやすい原因になります。このように肩こりの原因にはさまざまなものがあるため、まずは1つずつ原因をつぶしていくことが重要です。
寝起きの肩こり対処法
寝起きに肩こりを感じたとしても、簡単なストレッチを行うことで緩和できます。辛い肩こりを抱えたまま家事や仕事を行うのは大変なので、ストレッチを行ってリフレッシュしましょう。ここでは、誰でもできる寝起き後の簡単なストレッチ方法をご紹介します。
●忙しい朝でも手軽にできる寝起きのストレッチ
1. 肘を曲げて手のひら、肘を壁に当てます。
2.足を肩幅に広げます。
3.壁に手を当てている方向と逆方向に体をそらします(壁に当てている手の脇と胸あたりにある大胸筋を伸ばすことを意識します)。
※右手は添えなくて良いです。
4.これを30秒キープします。終わったら、反対もやります。
寝る前にできる対策
眠りの質を上げることも大切ですが、寝る前にしっかり対策しておくことも重要です。寝る前に簡単にできる肩こり改善法を以下にまとめてみました。
・お風呂にゆっくり浸かる
肩こりの原因は血行不良による場合もあり、その際はお風呂にゆっくり浸かって血行を良くすることでこりを軽減できます。ぬるめのお湯に長く浸かり、カラダを芯からしっかり温めましょう。
・リラックスできる環境を用意する
お風呂上がりや寝る前に音楽を聴いたりアロマを焚いたりして、ストレスを溜めずにぐっすりと眠れる環境を作りましょう。ただし、寝る前の激しい運動など目が覚めてしまうような刺激的なものは避けてください。
・枕を見直す
寝ている間の肩こりの原因として多いのが枕です。もし見た目やデザイン、触り心地だけで枕を選んでいる場合は要注意。自分の頭の形に合ったものを選ぶようにしてください。
寝起きの肩こりは、眠りの質や使っている枕が原因という場合もあります。ただし上記で挙げた内容以外にもさまざまな理由があるので、病院や整骨院などに行って相談してみることをおすすめします。